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デジタルとリアルをつなげる、イノベーティブな印刷物(後編)

デジタルとリアルをつなげる、イノベーティブな印刷物(前編)に続いて、後編で今回でまとめて、デジタルとリアルをつなげるイノベーティブな印刷物とは何かを紹介致します。

データベースと連動したダイレクトメール

パーソナルURLを用いたメリットはまだあります。
顧客ごと・媒体ごとに異なるパラメータを設定したことで、サイトアクセスに関する細かな動きと顧客情報を紐づけることができるようになりました。つまり、顧客ひとりひとりに対し、カードから訪問したのか、メールから訪問したのか、あるいは訪問しなかったのかといったデータ、あるいは回答フォーム送信の有無のデータを把握することができました。
これは、その顧客の傾向を知るため、大変有効なデータとなります。今後のキャンペーン時、紙媒体が効く群/メールへの反応が良い群、あるいはキャンペーンに関心を示した群などといったセグメントごとに異なる施策を行うことができるからです。

なぜ今、印刷物なのか

今回の施策では、クリスマスカードのQRコードからのアクセス率は34%でした。メールマガジンからのCTR(Click Through Rate=クリック率)は10〜20%で高いと言われますから、これは大変高い数値です。
デジタルマーケティングの世界では、時に「紙のダイレクトメールはもう古い」というような声を耳にすることがあります。ですが、それが全く見当違いであることは、この結果を見ると明らかです。
自分の住所と名前が記載されたカードや封書がリアルに手元に届くというのは、時に画面上のメールマガジンよりも大きな存在感を持つことがあります。ポストを開けて手紙を見つけた時の小さな喜び、封筒を開ける時・葉書を裏返す時のわくわく感は誰もが経験のある感覚でしょう。デジタルでできることが大変多くなった現代ですが、実際に手に取ることができる「手紙」という媒体は、やはり特別な存在なのです。

(まとめ):イノベーティブな印刷物が、マーケティングの新たな可能性を拓く

デジタルの強みは、膨大な量のデータを効率的に運用し、ひとりひとりに合った最適解を即座に見つけ出すことができる点です。データベースに正しいデータがあり、それを有効に分析・利用することができれば、ひとりひとりに合った施策でリーチすることが可能です。
対して、アナログの強みは、なんといっても手に取ることができる存在感と温もりにあります。

これまでアナログだけだった印刷物を、パーソナルURLを使ってデジタルマーケティングの一部としたことが、今回の施策のポイントです。ありそうでなかった、大変イノベーティブな発想といえるでしょう。
この施策によって、マーケティングの可能性はまた広がりました。また、印刷物の持つ意味・可能性も、今後さらに広がっていくことは間違いないでしょう。
(前編に戻る)

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